このところ、写真をデジタルに取り込めるスキャナーを友人から借りたので、古いプリントされた写真を整理しています。

写真を見ていると昔(昭和30~40年代)の記憶がよみがえって来ます。

今回は物の値段のこと。

良く覚えているのがカラーテレビの値段。もちろんブラウン管の家具調テレビ。

こんな感じの奴です。20インチくらい。これが確か198,000円もした。

当時の初任給の倍以上だったと思う。

そしてその頃、理学部大学院修士課程(私立大学)に行きましたが、その授業料が年間198,000円。カラーテレビと同じくらい。学部の授業料(私立理学部)は確かその半分くらいだったと記憶しています。

 またその頃(1976年)、バイト代を貯めてヨーロッパ旅行をしたのですが、当時の飛行機代がパリ往復195,000円。インド航空、南回り、ボンベイ(ムンバイ)乗り換え、所要時間28時間。一番激安の航空券でこの値段。北回りだと安くて27万円でした。ただ旅行中の生活費は一日目標3500円。宿泊、食事込み、交通費は別、で何とかなりました。ホテルは一つ星か二つ星で一泊朝食付きで2500円位だった。

ロンドンのホテルの領収書2泊で10ポンド(当時のレートでだいたい5000円)

東京大阪間の新幹線料金は8300円でした。

 1977年4月の時刻表

によれば

ちなみにこの時刻表の値段は440円

まとめると

安くなった物:カラーテレビ、航空運賃

高くなった物:大学の授業料(10倍?)、新幹線運賃、海外の宿泊費、本の値段(時刻表)

特に学費の値上がりはひどいですね!ちなみに学費は私が入学した2年後に大幅値上げがありました。

カラーテレビの値下がりは激しいですね。電機メーカーがダメになるのも分かるような気がします。

ちなみにパソコンの値段は(1980年代後半)、8ビットパソコン、メインメモリー64KB(キロバイトです、ギガでもメガですらない)本体ディスプレーセットで20万円位した。その後もしばらく買い換えると20万くらいしてました。その後PC9800が発売されたあとですが、なんと当時の表計算ソフト、ロータス123はソフト1本9万円(表計算ソフトだけです)しました。今のように無料で必要なアプリが手に入るなんて考えられませんでした。

当時使っていたパソコン富士通FM7。本体以外にプリンター(熱転写式白黒)9万円、フロッピーディスクドライブ(5インチ)10万円、フロッピードライブの上にあるのは当時外部記憶装置として使っていたカセットテープドライブ(音楽カセットに記憶する。しょっちゅうエラーが出て大変だった)。

 当時のパソコンは立ち上げるとBASICのコマンドプロンプトが表示されるだけで、プログラムを組まないと何も出来なかった。

などなど、書き始めるときりがありません。また続編書きたいと思います。昔話がお好きなら覗いてください。